実務未経験者のエンジニアの転職理由の書き方を解説
・エンジニアにキャリアチェンジしたいけど志望理由をどう書けば良いのかわからない
・現在転職活動をしているけど、なかなか選考状況が良くない
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事でご紹介する「転職理由の書き方」を実践すれば、30代で実務未経験でもエンジニア転職への道がグッと近づきますよ!
なぜなら、実際に私もこの方法でエンジニアへ転職できたからです。
実務未経験からエンジニア転職を成功させたい方は是非最後まで見てください!
これまでの経歴とエンジニアになりたい理由に一貫性を持たせること
志望理由を答える際に一番重要なことはこれまでの経歴とエンジニアになりたい理由に一貫性を持たせるということです。
実務未経験なので、これまでの経歴がエンジニアとは無関係の職種の方もいると思います。
そのようなケースの場合、これまでの経歴とエンジニアになりたい理由が一貫しないと考える人もいると思います。
これからどのように志望理由を作れば良いのか、この記事を最後まで見ることで、職種や経歴に関わらず自分だけの志望理由を作ることができるようになります。
これまでの経歴はどのようにまとめれば良いのか?
志望理由でまず伝える内容としてはこれまでの経歴において、どんなことを感じて働いてきたのかということを伝えます。
ここでは大きく2つのポイントがあります。
それが
- やりがいを感じていたポイント
- もどかしく感じていたポイント
です。
具体的に解説していきます。
やりがいを感じていたポイントをまとめる
まずはやりがいを感じていたポイントをまとめます。
これは後にエンジニアへの転職理由にもつながっていくため、いくつか洗い出しておきましょう。
具体例を出しますと

小売業で主に販売を担当しておりますが、直接お客様と接し、お客様から喜びや感謝の声を聞くことにやりがいを感じておりました。

営業職で主に既存の顧客に保険の提案をしてまいりましたが、お客様に新たな保険内容を提案するために、そのお客様のことを徹底的に調べ、どんなプランだと喜んでいただけるか考え抜き、その提案でお客様から「役に立った」や喜びの声を聞ける点にやりがいを感じておりました。

コールセンターの運営に携わっており、新たな業務の構築、KPIの設定、KGI達成に向けた施策の実施を行ってまいりましたが、自分の考えた施策でKPI向上した時にやりがいを感じています。
このように直近の経歴でやりがいに感じていたポイントを洗い出しておきましょう。
もどかしく感じていたポイントをまとめる
次に直近の経歴でもどかしく感じていたポイントをまとめましょう。
この点がエンジニアへの転職理由へと直接つながっていきます。
もどかしく感じていたポイントなので、不満ではないので、不満を伝える場にならないように気をつけましょう。
・環境が要因でチャレンジできないことを書く
ダメな例としては、「仕事を任せてもらえなかった」という書き方だとチャレンジしなかった理由が説明できないです。
具体例を出しますと

一方で業務効率という観点ではシステムが導入されてなかったり、整備されていない部分があり、在庫管理のシステムを導入などを提案しましたが、セキュリティの観点と予算の観点から導入が見送られ、業務効率化がされていない点、さらにその領域において自身が貢献できない点にもどかしさを感じるようになりました。
このようにやりがいに感じていたポイントからエンジニアになりたい理由に直結するような形でもどかしさを感じたポイントを挙げると良いでしょう。
エンジニアになりたい理由をどのようにまとめれば良いのか?
これまでの経歴をまとめた段階である程度、エンジニアになりたい理由は伝えられるかと思います。
エンジニアへの転職理由の書き方の手順
- 直近の経歴でやりがいとなっていたポイントを伝える
- 直近の経歴でもどかしさとなっていたポイントを伝える
- この経験をもとにもどかしさを解決したいからエンジニアになりたい
以上のような流れが作れると思います。
またエンジニアになりたい理由をまとめるにあたってポイントは2つあります。
それが
- 実体験を盛り込む
- 失敗と成功を盛り込む
の2点です。
志望理由に実体験を挟む
志望理由に実体験を挟むことで、志望理由があなただけのオリジナルな志望理由になります。
実体験というのは、あなたが体験したソフトウェア、アプリで感動した体験のことです。
実体験を入れることで、あなただけのオリジナル性の高い志望理由になります。
例えば

小売の仕事をしていて、Excelで在庫管理をしていたが、在庫管理用のSaaSを導入したら残業時間が大幅に減った

経理の仕事をしていて、毎月の請求書発行が煩わしかった、RPAを導入したら請求書発行作業が1時間で完了するようになった
というような体験のことです。
つまり、業務上、何かしら課題があって、解決策として何かシステムを導入したことで解決した、という体験です。
失敗と成功を盛り込む
実体験と同じように失敗と成功を志望理由に挟むことでもオリジナル性を高めることができます。
実体験と似ていますが、あなたが体験した失敗とそれに対する解決策をシステム、アプリ、エンジニアの手によって解決した体験のことです。
例えば

過去に誤って業務データを削除してしまった際に、使用していたアプリケーションの会社に問い合わせたところ、すぐに復旧する姿を見て、システムを構築すると自分が苦労した部分もあっという間に解決できることに感動をしました。
という風にまとめてみましょう。
やっちゃダメな例
具体性がない志望理由
具体性がなく、抽象的な志望理由は面接官に熱意が伝わらず、「なぜエンジニアになりたいのか?」ということが伝わらないです。
上述の通り、具体性を志望理由に入れるためには自身の体験を志望理由に入れることが望ましいです。
具体例を挙げると

コロナの影響でよりDXが進んでいっておりますが、自身もスキルアップのためDX化の領域で働いてみたいと感じ、エンジニアという職種に興味を持ちました
という内容は具体性がなく、面接官に熱意が伝わりません。
ネットで調べた内容をコピペする
ネットで調べた内容をもとに志望理由で答えると面接官にオリジナル性が伝わりません。
オリジナル性が感じられない志望理由だと他候補者との差別化ができず、特に未経験の場合、スキルでアピールすることができないため、他候補者との差別化できるポイントがなくなってしまうため、必ずオリジナル性のある志望理由にしましょう。
面接官がマイナスに感じてしまう転職理由
面接官がマイナスに感じてしまう転職理由を入れることはオススメしません。
特に注意が必要な転職理由は下記の3つです。
- 収入面
「エンジニアになって収入をあげたい」など - 同じ職場の人と連携が取れないと思われかねない理由
「1人で仕事がしたい」「黙々と仕事をするのが好きだから」など - フリーランスになりたい
「将来的に独立したい」「フリーランスになって自由に仕事がしたい」など
これらの転職理由は書かないようにしましょう。
理由としては企業側からすればこれらの発言をする応募者は企業への帰属意識が低く、貢献度が低いのではないのか、という判断になってしまうからです。
少しでも前向きな理由に置き換えると

さまざまな開発に携わり、幅広い業務を任される人材を目指したい

将来的には設計や要件定義など上流工程と呼ばれる領域も任される人材を目指したい
という風に置き換えましょう。
まとめ
最後に未経験からエンジニアに転職する際の志望理由の書き方をまとめます。
- これまでの経歴を伝える際のポイントは2つ
やりがいともどかしさを感じていたポイントを盛り込む - エンジニアになりたい理由は実体験を織り交ぜる
過去の業務で苦労した点や失敗したことをシステムやアプリの力を使って解決した経験を織り交ぜる - 会社への帰属意識が低い発言は控える
「収入を上げたい」「フリーランスになりたい」など
以上のことを意識して志望理由を書くと、面接官にも伝わりやすい魅力的な志望理由が作れるようになるので、ぜひ参考にしてください!
またこちらの記事も参考にされている方が多いので、是非合わせてご覧になってください。
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